弘前市の名峰・岩木山を登る岩木山スカイラインは普段は自動車専用道路なんですが、ここを年1回だけ自転車で走れるイベントがチャレンジヒルクライム岩木山です。昨年メカトラブルで序盤でリタイアしたのでリベンジしてきました。
昨年のリザルト
もともと速い自転車に乗ってるわけでもなく、体格的に登りも苦手なきのこ氏。一度イチバンきつい坂を経験しておけば「あれよりマシ」な感覚になれるかな?と思って参加することに意義があると思って出場した昨年の同イベントですが、
スカイラインに入るかなり前にチェーンがスプロケットの内側落ちてしまい、絡まってリタイアという残念リザルト。目的であった「きつい坂」を一ミリも経験出来てないのが心残りでしたし、なにより地元サイクリストとしての義務を果たしていないような気持ちでモヤモヤしてしまい、リベンジを誓いました。
昨年の反省点
そもそもほとんど走れてないので反省も何もなんですけど、要するに
整備不良
これにつきます。いや事前整備はしっかりやったんですけど、当日に自家用車から下ろしてのホイール組付けが少しズレていたみたいでした。んでディレーラーが想定より内側に入ってガッチャンと。
初めての自転車イベントで舞い上がってたのもあって、組み上がりの確認がおろそかだったのは否めないです。
今年の対策
自走でいく
「組付け不良が怖いなら最初から組んで行けばいいじゃない!」
ということで今年は会場まで自走で行きました。地元民とはいっても、家から23km/450UP あるんですけどね。
登坂力強化
一般道路区間の緩めの上りしか走れませんでしたけど、その時点でも結構周りのペースが速いと感じたんですよね。登坂力と、力を抜いても登れるテクニックを磨かないといけないと思って今シーズン最初は峠ばっかり走ってました。
獲得標高は昨年4~6月の2倍ペースに。もう峠は飽きたのでしばらくいいかな…。
インフルとコロナ感染・ベース強化
「そろそろローラー練やってくぞ!」というタイミングのインフル感染、GW明けの「残り1ヶ月ちょい、もっと追い込んでいくぞ!」というタイミングでコロナ感染。どちらも発熱と咳を繰り返して、特にコロナ後は明らかに酸素取り込み能力が低下してしまいました。5月後半以降は高強度をやる体力がなくなってしまったので、LSDでベース強化と減量をメインにしたトレーニングに切り替えました。
まぁ予定を立ててトレーニングしてても、うまく行かないもんですねぇ。やっぱ選手ってすごい。
2024年 HC岩木山の目標
もともとタイムを気にするつもりはありませんでしたが、
- ともかく安全第一
- 自走で行って完走出来たらOK
こんな目標で今年は出走しました。
リザルト
足つき10回くらいしてグロス2時間4分でした。きつかったー。。。
69あるカーブのうち、40個くらいで
- 頭痛
- 立ちくらみ
- 足を止めても心拍数が下がらない
な感じになっちゃいました。休み休み登ってなんとか完走。
来年に向けて
「二度と登るか」って思いながら登ってましたけど、2日経つと忘れるのがサイクリストの悲しいサ・ガ。来年も登るとしたらこういうところを気をつけたいなというところを自分用にメモしておきます。
当日の整備もしっかり
普段の練習がLSD中心で負荷が軽かったのでぜんぜん気づかなかったんですけど、インナーxローで体重をかけるとギコギコ鳴ることに、当日登り始めてから気づいたんですよね。携帯工具も山頂行きのトラックに預けちゃいましたので見るだけ無駄と判断してひたすら漕ぎました。
で、帰り道で気付いたんですが、リアホイールの締結ボルトが手では回らない程度に緩んでました。(マイ自転車は一般車ベースなのでクイックでもスルーアクスルでもなくボルト締めです)
インナーローの高トルクではホイールと車体の角度が少し変わっていた模様です。このロスがなかったらもっと楽だったのかもしれません。
自走はやめよう
会場自走はやめたほうがいい。うん。やめたほうがいい。
さらにIntervalsで見たら、行きの自走の時点で負荷165でオーバーリーチしてます。
このまま帰ればちょうどいいトレーニングって強度になってますね。LSD強度くらいでチンタラ行くつもりが、途中で楽しくなっちゃって結構踏んでしまったんですよねぇ。
前回の組付け失敗を気にしすぎて自走で行くことにしましたけど、結局今回も整備漏れがあったので、マイカー輪行でも変わらんじゃないかという。
補給もしっかり
ライド終盤の心拍が下がらない現象、走っている間は原因が酸素が薄いせいかなと思ってたんですけど、岩木山8合目は高山病になるような高度ではないですし、上昇速度も徒歩並。
帰ってからいろいろ原因を考えてみたら、低血糖・ハンガーノックだったのかもしれないです。どちらも頭痛・めまい・動悸と症状的には全くいっしょ。振り返ってみると自走で受け付けに着いたあとも走行中も、補給してなかったんですよねぇ。補給大事ですね。。。
せめて水分補給が糖分が入ったものだったら良かったんでしょうけど、持っていったのは減量中に飲んでた0kcalのスポドリでした。ぴえん。
あくまでタラレバなので、「逆に補給できてればもっといいペースで登れたんだろうか?」というのは来年試すしかないですね。
早めの減量計画
3月から目標体重は設定してましたが、食べる量はあまりいじらずに運動量でカロリーコントロールする予定が、インフルとコロナとでなかなか減量計画がうまくいきませんでした。結局、当初目標から4kg重い状態でのチャレンジになっちゃいました。ほんと重かった。リカバリーできるほどは時間的余裕もなかったので、来年は1月から計画的に減量していかないといけないなと思いました。
なんならこのまま1年減量していってもいいのかも。
高負荷領域のトレーニングもする
体調的に出来なかったのもあるので、しょうがないところですけど。ペダルクルクルでやり過ごそうにもギアは有限……。やはり重量級でヒルクライムは高負荷領域にならざるを得ないんですよね。
高強度有酸素運動のSSTトレーニングも、雪解け前からローラーで練習してればよかったなと思いました。
結論
後悔先に立たず。
いや後悔はしてないんですけどね。やることをやれてれば、もうちょっと楽に登れたかな、という振り返りでした。
正直今回は苦行でした。
でも同時に、前回仲良くなった人や、今回はTwitterで知り合った人ともリアルで会えたりする、とても楽しいイベントでした。
来年の私自分にこの記事を託して、もっとイベントを楽しめるように成長できたらいいなと思います。
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