地方都市はどこでもだと思いますが、弘前市も地元民はほとんどの人がマイカーで移動します。そのため買い物中に荷物で困ることが少なく、コインロッカーの需要が少ないです。しかし旅行となると飛行機・電車・バスがメインだと思いますので、コインロッカーがあるとかなりありがたいですよね。

せっかく訪れてくれた方には少しでも身軽に観光してもらいたいので、弘前駅から弘前公園までの間で利用できるコインロッカーをまとめてみました。

一番理想的なのは宿にチェックインしてしまうか先に宿に預けて来ることでしょうけど、サウナやネットカフェで安旅行したい人はコインロッカーに頼らざるを得ないですよね。

公共交通機関や自転車などでアクセスしやすい場所を中心に、コインロッカーの場所を探してみました。

弘前駅

弘前駅改札口から。弘前城・弘前公園へは右の中央口からです。

弘前市の玄関口、JR弘前駅。さすが観光地の駅だけあって、ここは種類・数ともに豊富です。中央口すぐ横の観光案内所はレンタサイクルのターミナルにもなっていますので、天候が良ければここで荷物を預けて自転車で観光というのもオススメです。レンタサイクルは市内4箇所の、どのターミナルでも返却OKです。

弘前駅は中央口・城東口の2箇所の出入り口がありますが、ロッカーがあるのは中心街へアクセスする中央口の方だけ。改札を出て右手、降りるエスカレーターの左右にロッカーが並んでいます。

弘前駅は城東口への連絡通路も兼ねていますので24時間通行OK、ロッカーの出し入れも24時間可能です。「朝から市街地を見たりして夜まで街歩きしたい」というような方はこの駅のロッカー一択です。大型スーツケースやキャリーバッグが入る縦長のロッカーは、この弘前駅と弘前公園周辺のみとなります。

青森県全体が交通系ICカードが使用できないエリア(2022年現在)で、ロッカーも現金のみですのでご注意を。駅ビル側ロッカー横に両替機があります。

  • 小 95個 400円
  • 中 27個 500円
  • 大 28個 700円

(2箇所合計 金額はいずれも24時間)

2024年4月追記

中央口を出た、駅ビル外にもロッカーが増えました。改札からエスカレーターを降りて、自動ドアを出た右手にズラリ。

大型48個、700円で使用できるようです。

弘前公園までの道中の施設

中央口から出た弘前市中心部はデパート・商業施設も豊富です。しかし多くが地元民向けの商売ですので、ロッカーの数は限られています。ロッカーで稼ごうとしていないところばかりですので、 利用を計画中でしたら、お土産など買い物してあげてくれると地元民として嬉しいです。

イトーヨーカドー

弘前駅中央口を出て右手に進むと見えてくるデカいハト、弘前のヨーカドーは実質デパートとして長年親しまれています。

現在はドトールやロフト、キャンドゥ、無印良品がテナントで入っていますので、旅行グッズの忘れ物も補える店舗です。バスターミナルも併設されていて、かつてはコインロッカーがズラッと並ぶ場所でしたが、今では1FとB1Fをつなぐ階段2箇所のみとなっています。

  • 小 8個 100円(返却式)
  • 中 12個 100円(返却式)

ロッカーの利用はヨーカドー営業時間の9時から21時までとなりますのでご注意を。

ヒロロ

謎の石オブジェが印象的なヒロロ

弘前駅中央口から出てまっすぐの方向、地下歩道を抜けて「えきどてプロムナード」を進むと見えてくる複合商業施設、セリア、スタバ、TSUTAYAがテナントしています。

こちらも主に地元向けの商業施設ですので、コインロッカーのボリュームは少なめ。 

  • 小 32個 200円

営業時間は10時から20時と少し短めです。

まちなか交流センター

駅前から遊歩道の突き当りまで歩くと、城下町の商店街である土手町へ差し掛かります。弘前公園方面へ進み、土手町のちょうど中心地に位置する観光案内所がまちなか交流センターです。

弘前市を舞台にしたコミック&アニメ「ふらいんぐういっち」や「桜ミク」のグッズを多く取り扱っているお土産物ブースもあります。レンタサイクルのターミナルにもなっています。ふらいんぐういっちについては聖地巡礼マップもあるそうですが、聖地までは自転車でもちょっとキツイかもしれないです。

こちらにもロッカーはありますが、サイズが小さめです。30Lリュック程度ならなんとか入りそう。

  • 小 10個 100円(返却式)

このロッカーは普段から学生の利用で空いていない事が多い印象です。

中三(なかさん)

土手町通りを弘前公園方面へさらに進むと見えてくる、独特な形状の建物が「中三デパート」です。

さすが純喫茶の街、デパートもコーヒーフィルター型(嘘

お祭りシーズンは地元特産品やお土産物ブースが出来ます。また「なかみそ」と呼ばれるソウルフードの味噌ラーメンが食べられますので、観光で来られた方にもオススメのショッピング施設です。

しかしロッカーはB1Fに少しあるだけで、営業時間も短め。公園周辺に宿を取っている人のチェックイン待ちなどには活用できるかもしれません。

こちらのロッカーは普段の日も稼働率高めです。
  • 中 24個 100円

営業時間10時~19時の間の利用となります。

弘前公園周辺

弘前さくらまつりメイン会場になる弘前公園周辺は、市役所を始めとする公共施設が立ち並ぶエリア。観光館というその名の通り観光の中心地もありますのでロッカーのサイズも数も多くあります。しかし近すぎるので真っ先に埋まってしまう場所でもありますので、「空いてたらラッキー」くらいの感覚でいたほうが良いかも。

弘前市立観光館

弘前公園眼の前、追手門広場にあるのが弘前観光館。常設の立体ねぶたの山車展示とお土産物ブース、地元特産の津軽塗の展示などがあるその名の通りの観光案内所です。

お堀とさくらに目を取られて気づきにくい。この翌日はたまたまアップルマラソンの受け付け会場になってました

完全に観光客向けの施設なので、地元民はあまり行く用事がなくてほとんど知らない施設でもあります……。後述の市立図書館とは同じ追手門広場の中に位置し、他にも大正ロマンあふれる洋館として親しまれている旧図書館(中はカフェ)と、市内の洋館のミニチュアも同じ敷地内にあります。 

ロッカーの場所は入り口の大型ロッカー2箇所、建物奥側に中型ロッカーがたくさんあります。

  • 大 8個
  • 中 100個

市で運営する公共施設ですので営業時間が9時~18時とかなり短いことにご注意ください。

市立図書館

図書館ですので完全に地元民向け施設なのですが、逆に穴場。特筆すべき点は駐輪場が屋根付きということ。弘前公園内は駐輪場が砂利の露天駐輪なので、バイクや自転車でのツーリングの方にはかなりポイント高いと思います。

10円で返却式という昭和の銭湯みたいな料金スタイル。ロッカーのサイズは中くらい、自転車のバイクパッキングや40Lリュックならラクラク入るサイズです。

図書館は入り口が2箇所ありますが、どちらも入ってすぐのところにロッカールームがあります。ロッカー前は狭いので、譲り合いの精神でいきましょう。

こちらは駐輪場側。観光館側の方がロッカー数は多いです。
  • 中 100個 10円(返却式)

平日9時半~19時、土日は17時までとかなり営業時間短めです。