ようかんコレクション2本目は能代市の老舗、東雲羊羹です。チャリで買いに行ったやつ。これぞ羊羹というスタンダードでクオリティの高い煉羊羹でした。

製造元の熊谷長栄堂さんは秋田県能代市で180年つづく老舗の羊羹専門店。羊羹専門で約2世紀ってすごいです。一時は店主さんが亡くなって休業していたそうですが、現在は再開されて伝統が続いています。

商品一覧もサイズ展開しかないという潔さ。

熊谷長栄堂 商品紹介

今回は自分用に小を1本、家族と会社用に大を2本購入しました。

パッケージは小がかっこいいですね。

日本海岸なのになんで東雲?と思ったら、能代市の北部がその昔「東雲村」という地名だったんだそうです。パッケージの太陽は夕日なんでしょうか。

ではでは、小の方を切ってみましょう。

照りと適度な透明感から期待できるとおり、なめらかで舌触りのよい王道の煉羊羹でした。しっかり甘くて小豆の風味も生きてます。おいしい。

ツルッとした舌触りでも口に入れて溶けることはなく、噛んで初めて崩れる煉羊羹らしい食感。添加物無しの羊羹は砂糖が粉を吹いたり水分が分離したりすることも多くて品質の維持がかなり難しいものなんですが、さすが老舗、レベルが高いです。

後味は黒砂糖のような、すこしあとを引く感じです。濃いめに淹れた煎茶でも消えない強い後味でしたので、ここは好みが分かれるところかな。私はちょっと減点しました。

レーダーチャートではこんな感じでまとめました。

王道ど真ん中の煉羊羹ですので、インパクトは小さめです。悲しいところですが普段から羊羹を食べ慣れている人じゃなかったらあまり凄さが伝わらないお土産かもしれないです。

東雲羊羹が買えるお店

能代市の熊谷長栄堂では常時販売してます。国道7号からは3.5km、道路向かいに専用駐車場があります。JR五能線 向能代駅からは1.5kmほどで、歩きだと結構距離があります。

公式のネットショップはありませんが、楽天・Yahooで購入可能です。こちらからがオススメです。